この記事では、フィンランド旅行が安い時期について書いています。
フィンランドといえば、美しい湖や森に囲まれた広大な自然・絵本で見たムーミンの世界・そして憧れのオーロラなど、魅力がいっぱい。
でも気になるのは「いつ行けば安いの?」「オーロラ観賞っていくらかかる?」など費用のことですよね。
3泊4日で効率よく観光したい人や、ツアー選びに迷っている人も多いはず。
そこで今回は、フィンランド旅行の安い時期や、ベストシーズン・おすすめの観光地までまとめてご紹介します!
フィンランド旅行が安い時期は?お得なシーズンと閑散期

それでは早速、フィンランド旅行が安い時期を紹介していきます。
フィンランドは、オーロラや湖の絶景、サンタクロース村など魅力がいっぱいですが、気になるのは旅行費用。
どうせ行くなら安い時期を狙いたいですが、いったいいつがいいのでしょうか?
フィンランド旅行が安い時期は春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)!
フィンランドは自然や文化が豊かで、一年を通して楽しめる国ですが、旅行費用は時期によって大きく変わります。
結論からいうと、旅行代金が安くなるのは 春(3〜5月)と秋(9〜11月)。
この時期は観光客が少なくなるため、航空券やホテル料金がぐっと下がるからです。
春(3〜5月)は日中は過ごしやすくなり始めるものの、まだ観光需要は低め。
冬のオーロラ観光が一段落しているため、料金が比較的安くなります。
特に4月は宿泊費も下がりやすく、混雑を避けたい人には狙い目。
森が芽吹き始めるフィンランドの春は、落ち着いた雰囲気でのんびり過ごしたい人にぴったりです。
一方、秋(9〜11月)は夏の観光シーズンが終わり、冬のオーロラやクリスマスマーケットが始まる前の静かな時期。
紅葉や湖の美しい景色を楽しめるのに、観光客は少なく価格も手ごろです。
特に9月後半から10月にかけては「ルスカ」と呼ばれる紅葉の絶景が見られるので、自然を満喫したい人におすすめ!
ヘルシンキ市内は自然が多いので、わざわざ山奥まで行かなくても済むのが助かりますよね。
観光もしながら一緒に紅葉も楽しめるので、秋のフィンランドはオトクです。
🍂フィンランドの秋は、黄金色の森と澄んだ空気に象徴されます、フィンランド語でruska(ルスカ)と言う紅葉は。9月にラップランドで始まり、徐々に南へ広がっていきます。
— フィンランド政府観光局 (@visitfinlandjp) September 2, 2025
📸 Julia Kivelä pic.twitter.com/55CC4Q3VA7
以下に、フィンランドのシーズンごとの特徴をまとめました。
時期 | 費用 | 観光の特徴 | こんな人におすすめ! |
---|---|---|---|
春(3~5月) | 安い | 観光客少なめ 宿泊費安い | 静かに過ごしたい人安く行きたい人 |
夏(6~8月) | 高い | 白夜 避暑 湖リゾート イベント多数 | 白夜やアウトドアを堪能したい人 |
秋(9~11月) | 安い | 紅葉(ルスカ) 料金安め | 自然を楽しみつつ費用を抑えたい人 |
冬(12~2月) | 高い | オーロラ サンタクロース村 ウィンタースポーツ | クリスマスを楽しみたい人 オーロラを見たい人 |
料金を重視するなら春と秋がベスト。混雑を避けつつゆったり観光できるのも大きな魅力です。
航空券も同時期に安くなる
旅行費用で大きな割合を占めるのが航空券代です。
ヘルシンキ直行便はもちろん、ヨーロッパ主要都市で乗り継ぐ便でも価格は変わります。
一般的に、フィンランド行き航空券が安くなるのは「観光の閑散期」と重なる 3〜5月と9〜11月。
この時期は需要が落ちるため、比較的安いチケットが見つかりやすいです。
逆に 夏(6〜8月) は白夜を楽しむ観光客で賑わい、 冬(12〜2月) はオーロラやクリスマスで人気が集中するため、航空券の価格は一気に高騰。
特に12月中旬〜年末年始は最も高額になる時期なので、予算重視の人は避けた方がいいでしょう。
たとえば、繁忙期の夏にヘルシンキ直行便を利用すると往復20万円前後かかることもありますが、閑散期なら同じ直行便で15万円前後に抑えられることもあります。
さらに、乗り継ぎ便を利用すれば10万円前後で見つかることも。
乗り継ぎ便は時間も手間もかかりますが、「ほかの都市も回りたい」というならあえて乗り継ぎ便を使うのもありです。
フィンランド旅行のベストシーズンは?おすすめ観光地

「多少お金がかかってもいいから、フィンランドを思いっきり楽しみたい!」というならベストシーズンに訪れるのがおすすめ!
ぜひ行って欲しい観光地もまとめました。
夏の自然を満喫するなら夏(6〜8月)がベスト!
フィンランドの夏は、「森と湖の国」と呼ばれる魅力を存分に味わえるおすすめの時期。
気温は平均20℃前後と涼しく、湿度も低いので日本の蒸し暑さとは違って爽やかに過ごせます。
特に、北部ラップランド地方では白夜が体験でき、真夜中でも明るい空の下で散歩やカヌーを楽しめるのが魅力!
地元の人たちはせっかくの明るい夜を余すことなく楽しむため、この時期は湖畔のコテージに泊まり長い夜をゆっくりと過ごすようです。
日本ではできない体験なだけに、惹かれますよね…!
また、夏はベリーやキノコの収穫シーズン。
森を散策しながらブルーベリーを摘んで、そのままヨーグルトに入れて食べるのも旅行者に人気です。
アウトドア好きには、国立公園でのハイキングや釣りもおすすめ。
航空券やホテルは高め&人も多いですが、フィンランドで自然を満喫するなら間違いなく夏がベストシーズンです。
オーロラやウィンタースポーツ目当てなら冬(12〜2月)もおすすめ!
フィンランドの冬はとにかく厳しい寒さ。
気温はラップランド地方で−20℃前後まで下がることもあり、寒がりの人には耐えられないかもしれません。
ですが、その分、澄んだ夜空にオーロラが舞う確率が高まります。
オーロラ観測のベストシーズンは12月〜3月で、特に1月〜2月は晴天率が高くチャンス大!
寒い季節にわざわざフィンランドに行く価値は、オーロラ観測だけでも十分あります。
また、冬のフィンランドはアクティビティが豊富。
ハスキー犬に引かれるスレッジ体験や、スノーモービルでのツアー、サンタクロース村でのクリスマス気分満喫など、子どもから大人まで楽しめるものばかりです。
本場のクリスマスマーケットは訪れるだけでワクワクするので、ぜひ!
🎅✨🌲この季節フィンランドを訪れるなら、クリスマスマーケットは必見です!
— フィンランド政府観光局 (@visitfinlandjp) December 11, 2024
動画はタンペレのクリスマスマーケットから。#VisitFinland #クリスマスマーケット #フィンランド pic.twitter.com/nz1dqsz5iZ
費用面ではクリスマスから年末年始にかけてが最も高く、2月になってくると比較的落ち着きます。
お金はかかりますが、一生のうち一度は訪れてみたいのが冬のフィンランドではないでしょうか。
押さえておきたい観光地はここ!
フィンランド旅行でぜひ訪れたい観光地を目的別にまとめました。
エリア | おすすめスポット | 特徴 |
---|---|---|
ヘルシンキ | ヘルシンキ大聖堂 テンペリアウキオ教会(岩の教会) デザイン地区 | 北欧デザインや街歩きが楽しい首都 |
ロヴァニエミ (ラップランド) | サンタクロース村 アルクティクム博物館 | サンタクロースに会える |
サーリセルカ | ガラスイグルー宿泊 ハスキーサファリ | オーロラ観光で人気 |
トゥルク | 中世の城 群島クルーズ | 歴史を感じられる |
湖水地方 (サヴォンリンナやクオピオなど) | 湖畔のサウナ クルーズ オラヴィ城 | リゾート感満載 |
都市観光ならヘルシンキで北欧デザインを満喫、自然派ならラップランドでオーロラや雪景色、夏なら湖水地方でのんびり、と目的に合わせて選ぶと充実します。
初めての旅行なら、ヘルシンキ+ラップランドの組み合わせが王道コースでおすすめ!
ヘルシンキ市内のデザイン地区には、選りすぐりのショップや美術館が並んでいるので、歩いているだけでも北欧を感じられてワクワクします。
ヘルシンキ郊外にはなりますが、マリメッコの本社工場ではアウトレット価格で商品が買える&食堂でランチができるので、マリメッコ好きはぜひ訪れてみてください!
ラップランドは、ヘルシンキ市内から飛行機で1時間半のところにある大自然が広がるエリア。
サンタクロース村では1年を通してサンタクロースに会えますし、冬はオーロラやウィンタースポーツが楽しめるスポットになっています。
ヘルシンキで食事や買い物を楽しんだら、ラップランドで雄大な自然に触れることで、フィンランドを余すことなく味わえますよ。
フィンランドを3泊4日でいくと予算はどのくらい?
フィンランドを3泊4日で行った場合いくらかかるのか、1人旅と2人旅行それぞれで比較しました。
東京発 (直行便利用) | 関西発( 乗り継ぎ便利用) | |
---|---|---|
航空券 | 15万円~23万円 | 11万円~17万円 |
宿泊費 (3泊) | 4万5,000円~5万円 | 4万5,000円~5万円 |
交通費 (ヘルシンキ市内) | 3,000円 | 3,000円 |
合計 | 19万8,000円~28万3,000円 | 15万8,000円~22万3,000円 |
東京発 (直行便利用) | 関西発 (乗り継ぎ便利用) | |
---|---|---|
航空券 | 30万円~46万円 | 22万円~34万円 |
宿泊費 (3泊) | 9万円~12万円 | 9万円~12万円 |
交通費 (ヘルシンキ市内) | 6,000円 | 6,000円 |
合計 | 39万6,000円~58万6,000円 | 31万6,000円~44万6,000円 |
日本からフィンランドまでは、東京発だと直行便が出ているので訪れるのに便利。
関西発だと乗り継ぎ便の利用となるので、時間と手間はかかりますが、若干旅費が安くなります。
ただ、繁忙期以外だと直行便と乗り継ぎ便の航空券の差がほとんどない場合もあるんですね。
なので、閑散期にフィンランドに行く予定であれば、東京から直行便を利用したほうがコスパはいいかもしれません。
乗り継ぎ便はソウルやドバイなどほかの国へも訪れたい人におすすめです。
思ったより安いのは、現地での交通費ではないでしょうか。
フィンランドは日本よりも物価は高めですが、公共交通機関の運賃はそれほど高くありません。
特にヘルシンキ市内はバスや地下鉄が発達しているためか、24時間限定の割引パスや日帰り観光客向けのパスも充実しています。
タクシーは日本よりも割高なので、旅費を抑えたいのであればバスや地下鉄の利用をおすすめします!
フィンランド旅行に関するよくある質問
フィンランド旅行に関するよくある質問と、その答えをまとめました。
- フィンランド旅行は何泊くらいがちょうどいいですか?
フィンランド旅行は3〜5泊がちょうどよくおすすめです。
ヘルシンキの街歩きや美術館巡りに1〜2日、郊外で湖や森の散策、冬ならオーロラ観賞に2〜3日を確保すると、都市も自然もバランスよく楽しめるでしょう。
短すぎると移動で時間が足りず、長すぎると費用や体力の負担が増えるので、目的に合わせて3〜5泊にすると後悔のない旅になりますよ。
- フィンランド旅行の服装のポイントは?
重ね着が基本です。
夏でも朝晩は冷えることがあり、冬は極寒なので防寒具は必須。
ユニクロのヒートテックやダウン、手袋や帽子も用意すると快適に過ごせます。
「1枚で暖かい!」といった極厚のアウターや肌着よりは、薄手のものを何枚も重ね着したほうが体温調整しやすくおすすめです。
- フィンランド旅行で人気のお土産は?
マリメッコやムーミングッズです。
イッタラの食器や、デザイン雑貨、食べ物ならチョコレートやサーモン製品も人気。
軽くて持ち帰りやすいものが多いので、友人や家族へのプレゼントに最適です。
- フィンランドで英語は通じる?
観光地ではほとんど通じます。
ホテルやレストラン、観光施設では英語で問題なくコミュニケーションできるので、安心してください。
まとめ
フィンランド旅行の安い時期をまとめました。
1年を通して観光が楽しめるフィンランドですが、旅行費用が安いのは閑散期でもある春と秋です。
白夜やオーロラを体験することはできませんが、観光客も少ないのでゆっくりとフィンランドの自然を満喫できますよ。
閑散期であれば直行便と乗り継ぎ便の価格にそれほど大きな差がない場合もあるので、こまめに航空代をチェックするのがおすすめです。